透き通るような青空が高く広がる下、木々のさまざまな色どりや実りがみられる季節となりました。風が少し冷たく感じられるようにもなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
年間12か月のうち、カトリック教会では5月を聖母月、10月をロザリオの月と呼び、聖母マリアに祈りを捧げることが特に勧められています。どちらも目に美しく、爽やかな季節です。
先日、盛岡修道院では近隣の方や白百合学園の児童・生徒、保護者や関係の方とともにロザリオで祈る集いを持ちました。
この日まで教会や学校でお声がけしながら、平日の午後6:00にどれほど集まっていただけるかしら…と心配でもありましたが、小さな聖堂が満席となり、皆で祈る声、歌う声が美しく響き渡る中で日常の中のささやかな感動を覚えたひとときとなりました。
お土産として用意したロザリオと小さなお菓子を笑顔で受け取って下さり、すでに夜空となった中を家路に向かう人たちの後ろ姿を見送りながら、あたたかい気持ちになった晩秋のゆうべでした。
「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」(マタイによる福音書18:20)
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