
2月2日は「主の奉献の祝日」です。
イエス・キリストが人としての生を受けたのは当時のユダヤ社会でした。聖母マリアとヨセフは旧約聖書の時代から受け継がれてきた彼らの慣習にならって、生まれてまもないイエスを連れてエルサレムの神殿を訪れます。「最初に生まれた男の子は神にささげられ、聖別される」と律法に書かれているからです。
主にならい、主のために生きることを選んだ修道者も、誓願を立ててその生涯を神に捧げています。毎年この日に、私たちはそれぞれが奉献の道に召されたときを思い起こし、共同体としてひとつの道を歩む喜びと恵みを分かち合います。
盛岡修道院では、朝の聖堂で一人ひとりがろうそくに私たち自身を託し、「誓願のことば」を唱えた後、祭壇に捧げました。毎日とは、祈りのうちに新たにされることの繰り返し…ではありますが、このように小さなセレモニーを通して初心に還る日も、私たちの心を霊的に目覚めさせてくれるのです。
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