関町修道院の庭のアヤメがもう少しで咲きます。
杏の花も日ごとに咲き誇っていきます。
この3月は各修道院で新しく姉妹を迎える季節です。
高齢の姉妹たちが多いのですが、ある日、若い院長が「私も年寄りの仲間に入ろうかな」と言ったら、「うちには年寄りはいないよ」とニコニコして返事をしたのは90歳の姉妹でした。
もちろん高齢ゆえに視力などに問題を抱えていますが、「出来る・出来ない」というレベルを超えて、「みんなの笑顔のためにチャレンジする」日々を送っている姉妹なのです。
アヤメの花言葉のように、派遣された場所で「よい便り」を告げ知らせるミッション、「希望」を与えるミッションを生きていきたいという気持ちを新たにする季節でもあります。
また、紛争で多くの犠牲者が出ているシリアの国花は杏の花だそうです。
シリアからの難民家族の方々と関わるようになって、今までとは違う気持ちで杏の花を見ています。
難民生活が一日でも早く終わって、祖国での安全で幸せな生活が再開できる日を共に祈っています。
「わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの「外なる人」は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます。 (Ⅱコリント4:16)」
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