5月最後の週末、「日本管区草創の地」函館でゆかりの地を巡る巡礼旅行がありました。これも来日140周年を記念する行事の一つでした。
最初のスールたちが上陸した桟橋、最初の宣教活動の一つであった乳児院が今も残る八幡坂、そして海を臨む外人墓地では先人たちが水平線の彼方にある故国を思いながら眠っているようでもあり、その祈りと働きを受け継ぐことの尊さを感じました。また、会は違いますがトラピスト、トラピスチヌという大きな観想修道院を訪問して、観光地の喧騒を離れた静けさの中で祈るひとときにも恵まれました。
参加された方々との絆を深めながら、140年という歴史を紡いできたスールたちとその活動をめぐる人々とのつながりも、時間を超えて心に刻まれたような忘れられない旅となりました。
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